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理念編 考えてみよう 身体の機能を向上 柔軟性と感受性 ストレッチは全身で 関節の可動性 呼吸 ※経絡系操体の一例 実際編 試してみて!! 座位にて 床で横なる 横向きで 仰向け うつ伏せ 立位 足踏み |
身体を伸ばすと気持ちがいいぞ!! 身体は、筋骨格系、内臓、潤滑液からなり、皮膚に包まれています。大気を身体に取り入れ、食物を分解し酸化し、エネルギーを得て活動し、その過程で、生まれる老廃物を代謝し、外界に戻します。 皮膚は、とても大切な器官でもあります。保護の上では、体毛は退化してしまいましたが、その代わりに、衣服をつけます。 ですから、お化粧や衣装で着飾るのはよいのですが、その機能の損傷を起さないようにしてあげたいものです。最近の化繊はすばらしいのですが、通常は、綿製品が無難なのは、皮膚の代謝の関係なのでしょうか(是非、詳しい方は教えてください)。勿論、お化粧などもできるだけお肌に負担のないものを使いたいものです。(精油がおすすめ) さて、筋骨格系は運動を司り、内蔵を支えています。それぞれの組織には、血液や体液を流し回収し、神経系で必要な信号のフィードバックを行います。 身体の歪みについては、別掲していますが、歪みがなければ、正常な働きができるわけです。 ですから、活動するまえに、身体を伸ばしてあげるのは大切です。それに、疲れたときにも、適度に伸ばすと、疲労物質の代謝も早くなります。 伸びやすく、均等な動きができるバランスのよい状態を、全身調整では、健康体と考えます。勿論、利き腕に伴って行動が左右されるのは確かですから、全く、左右対称というわけには行かないのですが、骨の長さなどは、大きな骨では、均等性が高いので、そこが身体の歪みを考える基礎となります。 ですから、個人や個人の状態によっては、健康体であっても、外見上は歪みと思える場合があります(左右の手や足の大きさは違います)。 そして、健康体をより、運動性の高い身体や力のある身体に変貌させるときにも、この歪みが生じないようにしてゆくのも大切なことだと、これまでの、運動経験(登山での長期縦走、クライマ、自転車(耐久ラン)、スイムなど)を通じて感じています。残念ながら、コンタクト系の経験はあまりないので、そのような観点では書いてありません(多分、武術の流れも入るので、応用は利くのではないかなとはおもいますが) また、調子が悪いといっても、身体自体は何とかなるようにできています。歪みのメカニズムがわかれば、そこを遡って直してゆく方法が考えられます。 歪みの見識がすばらしい、橋本敬三先生も、『最上の状態を維持する必要はなく、身体の感受性によりますが、60パーセントで』とおっしゃられています。 ※歪みについては、全身調整に記載してあります。 このページのトップへ |
運動は身体の機能を高めるか? 新陳代謝の原理で、一定の刺激を加え代謝が行われ、組織が増大することで身体の機能が高まります。普段の仕事より大きなストレスをかけるため、身体にとっては、オーバーワークとなります。ですから、歪みの少ない方の場合であっも、必ずしも、身体によいとは限りません。歪みが大きい方にあっては、管理された状態でのトレーニングが望まれます。身体の声を聞く必要がでってきます。 また、スポーツは心身の面での強化とリフレッシュに役立ちますが、ルールや道具、エリアなど、一定の制約下でおこなわれるため、過分な負荷が身体にかかってしまいます。制約された動きを過剰におこなえば、新陳代謝が滞り、疲労は蓄積します。歪みのもととなります。 さらに、間違った動き・無理なトレーニングは、歪みを生じさせます。鍛えられた身体でも、間違った動きは疲労の蓄積がしやすくなり、回復力が落ちます。いつもと同じ練習量なのに・・・、やはり、年齢かなとあきらめている貴方、よくよく、身体の状態はどうなのですか、考えてみてください。チャンスはあると思います。 その際に、ゆったりした動きは身体を分析する上で役立ちます。 不要だと思われるかもしれません。なにもかも、このようにすれば、よいということではありません。 ただ、不調を感じたら、試していただきたいのです。からだの不調は、からだの歪みに起因し、その歪みは、無理な体勢、不合理な動きから生じるものです。 無理のないストレッチ・解きを習得し、また、従来の運動経験を生かしながら、からだの感受性を高めてゆきましょう。 感受性を高めながら、操体の基本動作を自分で考え動き、その上で、意識を取り除きましょう。プロでなくても、自分の身体には優しく、厳しいセミプロのレベルになって、自分からはなれて、自分を見詰めることができるようになっていただければ、と思います。 また、施術の場面においても、全身調整の立場と、いままでの体験から、個人個人に合わせ、動きをつけ、柔軟性も高めてゆきます。施術後にもサポートにもなります。ご希望により、時間が許され限りアドバイスもいたします。 身体の自然則に反しない動きと、少し刺激はあっても身体の構造を考えた上での無理のない動きです。習得すれば一生ものです。柔軟性が高くなるとともに、体調アップにもつながります。従来の準備運動や整備運動に取り入れていっていただければ、疲労からの回復も早急に望めます。ちょっとした腰痛や膝の痛み、股関節の不調なども、そして、肩こり、腕の重さも軽くすることができます。 このページのトップへ |
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まず、身体の柔軟性と感受性を高める 静的な筋力トレーニング(アイソメ)と無理のない動きをおこない、 部分から全身まで柔軟性をつけてゆきます。 最終的には、ご自身で、 ストレスのない身体の動きを判断していただけるようにします。 ストレッチと筋力トレーニングは別のもののように解釈されきましたが、 柔軟性を高めるということは、その両面を持ちます。 同一のものと考え、無負荷で行うとか、回数とか、強度とか、保持秒数とかで、変わってきます。 過負荷をかける危険性を考えると、トレーニングの最初は、軽い負荷か、ストレッチ的な筋トレーニングがお勧めです。 自重や静的な筋肉への刺激で十分なトレーニングにもなります。 筋力あっての柔軟性、柔軟性あっての筋力です。 なお、アンチエイジングにも筋肉の量が問題となります。 ストレッチやアイソメトリックは、段階的に強度を高めたり、伸ばしてゆくのがコツです。がんばると、拒絶反応を招くことになります。 また、闇雲に伸ばしても、コリや疲労部分の確認や、ほぐすための刺激にはなりにくいです。従来のストレッチはあくまでも、たくさんの人に合わせた、準備運動です。運動目的に合わせた怪我をしないためのアイドリングでした。 このページのトップへ |
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最終的には、ストレッチは、全身で考えましょう。 ストレッチは、その用途に合わせて行うべきですが、ここでは、身体の歪みを軽減し、全身調整を調整する上での動きを通して、全体としての柔軟性を増すことを目的にしています。 この点は、身体を整える際に用いる、関節の可動性を増す場合と、共通しています。関節の形に応じて動きをつけ、大まかには、身体の前面と背面の筋肉をどのように伸ばすかです。 従来のストレッチで足りない点は、この辺にもあるようです。歪みがすくなければ、全体的に、伸ばせは、全身が伸びる可能性はあります。 しかし、歪みがあると、そのようなわけにはなかなかゆかない。無理に曲げれば、伸びない部分や、骨にまで、ストレスが生じます。 これは、経絡の形成と大きな係わりがあります。詳しくは、ここでは、述べませんが、念頭においておいてください。 筋骨格系の面からでも、筋肉は支持すう力を増大しながらも、身体の負担を減らすため、大出力の筋肉の周囲に、らせん状の筋肉がまとわりつきます。らせん状の動きに沿った力は、身体の重量と負荷とのバランスを上手く保つことができます。 ですから、どの部位についても、最低、6方向に動かしてみることは大切な確認方法です。 そして、『伸ばすのには、一度、固くすると、弛みやすい』という原則も、念頭においていただければ、身体の確認は、より行いやすくなります。 筋肉についての取り扱いの基本です。しかも、力をつかわなくても、呼吸で、弱いながらも同様の動きができる。一般に、吸気の際には、筋は緊張し、身体は弱くなります。吐気のとき、リラックスし、身体は強くなるからです。 伸ばそうと無理するより、その位置で、筋肉の力を入れます。呼吸を利用しながら、自分の身体を確認すると面白いですよ。縮めわけです。固定位置で、筋力を使うことで。 固定した位置で筋力を使うのは、アイソメトリックスという筋肉のトレーニング方法ですが、十分に筋力トレーニングになります。 このページのトップへ |
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また、関節の可動域の問題と、 筋肉自体の硬さを誤解するとストレッチの成果はあまりなく、 無理なことになって炎症などを起こす原因になります。 筋肉の末端である靭帯は、ほとんど伸びません。 衝撃を与えると腱鞘炎などの原因になります。 かといって、靭帯もいくばくかの伸縮性はあります。ダンスのためのエクササイズは、結構、きっちりと、その点が考えられています。ただ、無理は禁物、本の木阿弥です。 180度の開脚をしたければ、バレエのプリエは、欠かせません。関節の可動性、筋力の向上、筋肉の柔軟性の協調の上に確立されています。さらに、女性には、美しさと表現力を加えますし、高いヒールを履くためにも必要です。よく、ガニになるといわれますが、それは、見識の相違、蟹股やO脚とは別のものです。 唯一、バレエの欠点と思われた、若年層での、身体の重心をあげすぎ、そのための姿勢を保持したための弊害も、最近のバレエ教育では、練習後、小学生以下のものには、身体のほぐしも行うようになったとききます。 このページのトップへ |
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まず、呼吸を整え、自分の身体に語りかけながら、 徐々に可動域を感じながら、少しだけ負荷をかけましょう。 緊張させないようにすることが大切です。 ☆ 柔軟性を高めるために ☆ 整体術で、柔軟性をつけるのはある程度までできます。どちらかといえば、関節を支点として、関節の動きをつけている筋肉の歪みをとって、筋緊張を取り去るといった観点かもしれません。つまり、こりや芯部の歪みを取り除けば、力が抜け、リラックスすることで、もともとある柔軟性の範囲では蘇ります。 が、どうすれば、そのような、効果をもたらす方法を見出すことができるのでしょうか?大部分の方は、いそがしい生活の中で、多くの時間を割くことができないと思います。 ここで、あげてある方法は、運動経験がそれほどなく、新たに取り組まれる方は別として、大部分の人には経験があり、それは大切にしておきたいですね。ですから、いままで、やり続けた方法(習慣)をすべてキャンセルすることなしに、すこし、変えてみていただければと思います。 また、ストレッチ、経絡、操体などの観点から、身体を整える立場から述べてあります。その上で、中心になるのは、身体の動きを感じていただくことです。ゆったりと動いてください。動きの悪いところや、筋がハルところを自覚してください。 無理があるなと感じる動きや、どの方向でどこにストレスを感じるか知ってください。限界までゆくことなく、怪しければ、その位置をチェックして、他の動きをしてみてください。前後屈曲、左右側屈、回旋(体軸を中心にして左右に)してみるのが基本です。 運動のためのストレッチでも、他の動きでも、無理があると思われるところで、ゆったりとしたり、腰の位置をずらしたり、荷重のかかる足を反対にしたり、反対に曲げたりしてください。勿論無理をしないでください。 ハリのある部分や不快感のある部分が、その動きで、その体勢では、弱くなったり、感じなくなる場所がみつかるときがあります。 普段から、身体の不調や疑問が生じ、結構熱心にストレッチをしても柔軟性が増さないとか、最近、どうも、あちらこちらに、不和感があるとか、そのような場合には、是非、お確かめください。そして、普段の動きに、加味していってください。 できれば、一通り体験していただくのが、よいのですが、動きのヒントとして考えて、読んでいただけくだけでもよいかと思います。目的の一つです。もし、疑問や問題を感じたら、お問い合わせください。 なお、全部ではありませんが、以下の方法は、全身調整の検査にも、歪みの直しにも使っています。介助や、積極的に働きかけたりもしますので、一見、違うことをしていると思われる場合も、考え方は同じです。 いろいろな姿勢で、身体の筋や関節の部分を感じながら、しかも、伸ばしてあげるような感覚をもって行うことです。 コリやロックされたところを、上手く軽減し、なくすのには、結構時間はかかります。段々に、自分に必要な動きを見分けてゆくことで時間の短縮もできます 全身を伸ばしきってこそ、関節の可動性を少しつけていってこそ、ストレッチなどは、体調にも、身体にもいいのです。 このページのトップへ |
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☆座位にて ☆(ナガラで結構です) 脚部の筋を伸ばすと同時に、ここでは、頭の重さが感じられるようになればと思います。 ☆☆両足裏をつけて、足をひし形に組みます。踵の位置と膝の高さを変えると、股関節や脚部の足の筋を感じることができます。上半身を前屈すると、さらに、つよく感じることができます。無理はしないでください。感じることです。できたら、気持ちのよいところで、伸ばしてゆきましょう。 ここで、踵(かかと)を股間に近づけた場合を短いひし形、股間から遠ざけた、つまり、足を伸ばした状態を長いひし形といいます。 なお、座布団などで、お尻を5センチから10センチ高くすると、背筋が伸びて、より一層、力が抜けます。頭の重さも感じやすくなります。 伸びの感覚がつかめたら、今度は、少し、積極的に、ひし形をいろいろな形に変えましょう。膝の高さも変えて、前屈してください。踵・膝の位置によって、引っ張られる筋やその部位が変わりますね。 また、前屈して無理のない位置で、左右の肩を交互に前に出します。少しからだがひねられます。先ほど同様に、脚部の伸張を感じ、骨盤や腰部、ひいては肩、首までの筋の緊張がかんじられるところがあるかと思います。 筋肉や骨格を自らが感じることができる第一歩ですね。膝の上下動で特にお腹とお尻の間で動きが感じられるところがあります。股関節とかソケイ靭帯とかですね。 股関節がわかると(漠然としていても、その動きなどから)、先ほどまでの、股関節から前屈やって見ましょう。いままでと異なった、感じで身体が曲がっていることがわかります。 そして、筋もじっくり探すことができるようになり、たくさんあるのが感じられるようになります。 膝関節や肘関節の位置については見えているので、認識しているかもしれませんが、手関節についても、大部分の人は、曲がった部分で認識してしまっています。支点を意識している人は少ないのが現実です。肩の関節についても同様です、肩の場合は首と肩甲骨との関係もありますが、皆さん、座位でも試せます。脚部について飽きたら、試してみましょう。 いきなり開脚をしようとしても、一時的には、少し開くようになりますが、無理をしすぎると筋や股関節を損傷することもあります。まずは股関節を感じ、脚部の筋肉や筋・靭帯を感じましょう。見えてはいても、本当の位置は、自覚するのは難しいです。把握できると驚くほど、片足蹴りが高く上がるようになります。 このページのトップへ |
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☆ 床で ☆ 横になってから、仰向けになります。男性は仰向けが楽だと思う方が多いのですが、横向きで、左上、右上をためして下さい。 仰向けが苦手な人は、横向きから始めてみてください。横向きの姿勢を続けていると飽きてきたり、動きたくなったりして、そのうちにあお向けもできるようになることがあります。焦らずにやりましょう。 ☆横になって、経絡を探しています☆ ※どのように説明、すればよいのか迷っていたのですが、金子先生(術伝)での講座と指揉みからの姿勢の変形を実践する上で、なんとなく、落ち着ける説明ができるようになったかと思います。 まず、スタートは楽な姿勢を見つけましょう。仰向けで平気でも、横向きでも、仰向けでも試してみてください、 それぞれの姿勢では、特に首の向きもいろいろ試して見ましょう。最初の姿勢から、いろいろな姿勢で試してみてください。 このページのトップへ |
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☆☆横になります(側臥位) 頭を枕などで、サポートしても結構です。 ただ、固定されやすいものは避けてください。 ※大部分の人は左上です、が、私は右上です。外傷性の坐骨神経痛があるからでしょうか? まず、首です。姿勢にあわせて楽な位置を探します。 上になった手を、自在に動かしてみてください。 あたるところや伸びの悪いところがあると思います。 そのようなところで、痛みを感じないところや不快でないところで止めます。 (できたら、少し伸びているという感覚があればいい感じかもしれません。) 下になった手も動かしてください。 余裕ができてきたら、手首も動かしてみます。 次に、足の位置も変えます。足首も回します。 最初、膝を、胸につけるように、あげてゆきます。とまったところで、とめます。 その部分で呼吸を深めにします。 足の位置を変えるときは、通常は、膝の上げ下げを意識してください。 慣れてきたら、全身の緊張がなくなって、安定して、呼吸が楽な位置を探し、姿勢を決めます。一定の姿勢をして呼吸が深い状態を維持すると他の体勢に移ってもよいかなという感覚が生まれます。その感覚を大切にして、膝を少し、動かしみます、手も同様です。 このページのトップへ |
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☆☆ あお向けで(仰臥位) ☆ 楽な状態での仰向けの追求です。首・手・足の位置で決まります。リラックスできる位置でよいのかなと思います。しばらく、その姿勢を続けたら、まずは姿勢チェックです。 仰向けは、姿勢チェックがしやすいもので、試すため、まっすぐになってみよう(人に見てもらうとよい※1) まっすぐとおもった姿勢から、腰を側方に出します。身体が弓のような状態になればなおいい(物理的には無理ですが、なるべく、外側のテンションが同じような感じでしょうか)、反対がわも行う。出し難いほうがあるとおもいます。出しやすいほうに数回出しましょう。 出し難いほうが少し改善すれば、成功です。どうでしょうか? 膝を立てます。手は、身体に直角か、脇の角度が90度以下のほうが、安定します。腰・背中に痛みがあれば、その場所を覚えておきましょう。 両肩(肩胛骨)を床につけ膝を左右に倒します。倒しにくいなと思う反対の方向へ倒します。妙療法での代表例や、巷の両術学院などの操体法では、倒し難くなった角度からゆっくりと反対方向に抵抗を加えて行うとうやり方だったのかと思いますが、それに、こだわらなく、倒しやすい方に、ゆっくりと倒してゆきます。感受性が高くなると、ロックされていた角度と同じくらいのところで、身体からの反応があって、なんとなく、いいかなと思う位置があります。そこで、ゆったりと呼吸をおこないます。すると・・・ ゆっくりおこなう、無理はしない。は、大切な原則です。体の反応からくる体の声を聞き逃さないようにつとめてみましょう。 膝を胸につける方向に上げてゆきます(※1の姿勢から)。 できない人はタオルなどをつかってもいい。 限界のところまで引き上げたら、少し緩めたところで、手やタオルで脛を確保し、脛を前に軽く押し出します。 このとき、力がかかり緊張するところがあります。人によっては痛みを感じるかも知れませんが、そこが、大部分の人の股関節やソケイ靭帯です。そこが、身体の屈曲時の最大の支点になります。 踵を反対側の膝の外側にかけて、股を開くように倒す。(パトリック検査体勢) 開きが悪い人は、大部分は、股関節の可動性をつける必要もあります。また、少数派ですが骨盤、仙腸関節の固化の影響がある場合もあります。その場合には、プロにお任せを、相談してください。 軽度の場合には、自分でも、改善できます。股関節を中心にして、旋回するように、膝の位置を左右上下に動かします。膝から下の力はあまり入れないのがコツかも知れません。 あとは、できるだけ。踵を、脚をまっすぐにしているときの脚部のラインに沿って上げ下げする。 外開きから内に、内側から外開きにして回します。 再度、お確かめください、パトリック検査体勢で楽になっていれば成功です。 一人でやる場合には、横向きの上の脚を同様に操作するのも有効です。 ここまで、準備ができましたら、踵を、脚をまっすぐにしているときの脚部のラインに沿って膝を意識して、上げ下げしましょう。膝の高さも調整しながら、自分にとって楽な位置を差がします。膝を支えるためのクッションなどを事前に用意しておくと便利です。 その後は、首の位置、手の位置、足の位置を楽で、リラックスできるように移動させます。 そこから、体勢を変えていかれて結構です。できれば、腰まで、動くようになると、相当に身体のコントロールができるようになります。 このページのトップへ |
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☆☆ 腹ばいで(腹臥位) ☆ 顔が下向きになるので、少々苦しいですが、クッションや両手をうまく使ってサポートしてください。顔は楽なほうで横向きにしてもいいです。まずは、体軸は、まっすぐにしてみます。できるだけ伸びます。 膝を曲げて踵をあわせ、左右に倒す。それ以降は、仰向けの膝立て同様です。 一応の動きがすんで、左右差がなくなったら、踵の位置を変えてみて、楽な位置で、呼吸をします。 次に、一般的なストレッチでやるように踵をお尻に近づける。手でサポートしてあげましょう。踵でお尻を叩くつもりで、ポンポンやってみます。そのあと、手で踵を外側から回して、お尻にリズミカルにつけます。再度、お尻ポンポンしてみてください。 (大腿部の前面が固い人はできないかもしれませんが、お尻につかなくてもよいので、やってみください。) 両足同方向でも、片足ずつでも、どちらでもいいです。 手の位置を変えます。手の平(掌)を返し、いろいろな角度で、手を置いて見ます。楽な位置を探します。そこで、やはり、一呼吸です。 軽い腕立て姿勢に入ります。肩の位置辺りに、手を置いてください。まずは両手で、そして、上体を起こします。無理のない範囲で反ってください。今度は、片手で、身体をひねりながら反ります。これも左右です。今度は足も、上げてみましょう。組み合わせ、自由です。※腕立てはしません。下肢は床についています。 この場合もやりやすい方を多めにやります。 このページのトップへ |
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☆ 立位(身体の伸び・動きを感じるために) ☆ 身体の自然則に則った、動きを修得しましょう。立位は大切です、誤った動きが生じやすいのです。そして、経絡ともとても深い関係を持っています。 操体の基本動作は結構、やってみると難しいものです。 安定感と身体の状態の把握が、この方がしやすいかと思い採用しています。 腰幅、足の内側のラインを最終的には、平行にしてください。 よい姿勢と思われる、肩幅か腰幅ぐらいで安定した立ち方をしてみます。 身体の軸を感じます。 (顔を残して目線を一点に見つめ、少し旋回してみましょう、軸があればブレません。) 軸を感じたら呼吸を少し深めに行います。吐くときお尻の穴をしめます。 (吐息で少し沈み、吸気で少し上がる感じがするかもしれません。) 今度は顔をつけて旋回してみます。目線は水平ラインに保てれば軸はできました。 姿勢を正して、次は膝の遊びをつけます。 足の裏全体がついている感じにします。 (特に、かかと加重は回旋すると、体軸ネジレがねじれます。注意してください。) ここから、さまざまな動きをして見ましょう。 この時点では、両足をべたでついています。 次に、腰を動かします。(6方向 旋回、側屈、前後) 慣れてきたら、腰の動きに身体を任せます。腰を左に、身体は右に、 これを繰り返していくうちに どちらかの足の裏が自然に上がってしまうかもしれません。 そのとき、無理を感じられないほうを選択します。 (身体のラインが長く伸びる面ができる感じです。旋回の場合にはその感じはなかなか感じないかもしれませんが、コリがなく、ロックされない感じの方を選択します。) 何度もトライすることが大切です。 段々に慣れてくださればと思います。 疲れたら、いままで、習ってきた準備運動(ストレッチ)をしながら、 とりいれて、どこで、身体の動きがとまっているのか、 コリがあるのか考えてくだされば、と思います。 このページのトップへ |
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☆立位でのもっとも簡単なもの☆ 足踏みです。誰もができるよさがあります。身体はしっかりと、その方法を神経回路に伝えています。単純な動きであるからこそ、その複雑さに、人は気がつきません。 簡単です。最初はナガラでも、いいと思います。同じ場所でそれほど動かないで腕を振って!(テレビ聞きながら)、段々に踏むほうを意識して、手の振りは自然に任せて。 ・バランスをしる(左右差がある人が多い) ・力の伝達を自覚する(かかとから上がってきます) ・つまっている場所をしる(歪みのもとです) ・大腰筋を少しずつ、バランスよく鍛えることができる(副産物1) ・からだ全体の調子をみることができる ・中心力をやしない、足の裏の柔軟性を高め、踏むことを感じることができる ・身体(側頭部まで)をほぐすことができる(なれてくるとです。副産物2) ちなみに気を整えると考えていただいてもいいです (10分以上で、終わった後、呼吸を整えることを1分ぐらいすれば) このページのトップへ |
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