主訴と全身調整  
 
 ご訪問、ありがとうございます。身体の歪みが悪影響を及ぼすことは、昨今では、たくさんの方にご理解いただけるようになりました。歪みと身体について記載し、その後、症状別の説明文を記載しました。下の表の右側をクッリクしてくだされば、説明文に飛びます。
 また、興味をもたれ、どうすればいいの? とか、ご質問があれば回答させていただきます。特に、お体の調子が悪いので・・・・と悩まれておられる方、症状と傷病歴などを記載したメールを。
相談・予約
 症状とお体の状態に応じて、自律神経系を整え、関節の可動性を増し、筋骨格系全体の柔軟性を高めることで、全身を整えます。
 また、筋力テストなどを駆使した検査で要因を探ります。検査結果による適切な全身調整により、 慢性的な症状であっても自己免疫力が高まり健康体へと向かいます。歪みが正され、自然治癒力が高まるからです。

 過度の異常がみられる場合には、医療機関の検査を受けた後の施術にしていただくことがあります。お身体に無理な負担がかかっては ならないからです。
 また、ご希望により、ご自身で、動くことで、症状を軽くする方法などもアドバイスいたします。



【諸症状と全身調整】

 『全身調整』とは、 全身の歪みを正し、諸機能を回復できる施術を用いた調整です。 単にもむのとは、異なります。

 『身体の歪み』とは、どのようなものでしょう。  外観から把握できる体癖などに歪みは集約されています(野口整体、均整法)。
 ただ、歪みの多くは身体の中心軸の歪みに由来します。 中心軸は、骨格的には、脊柱と仙骨から成り、仙腸関節と股関節が支えています。 もっとも、足首や足の裏の硬さゆえに生じる歪みもあります。
 また、5首に由来(手首、足首、頚椎)は相互に関連するさえいわれ、治療に用いられています。

 全身の各部位が相互に影響しあっていることは、膝痛の場合、腕を正すことで改善することがあり、そのようなことでわかります。
 したがって、主訴(痛みのある場所)を考慮して、全身を調整すれば、自然治癒力の働きが高まり、 隠れ持っている不調までも含めた諸症状が軽減するのです。
 全身調整といっても、症状によって施術は調整します。

 また、効果もまちまちです。即効性のある場合、段々に癒えてゆく場合、 ある程度の回数をこなしたとたん、急激によくなる場合などです。

(1) 即効性があるもの(2、3回の施術で)
 肩こり、五十肩(初期の場合)、めまい、慢性的な頭痛など、

(2) 3、4回で軽減し、施術毎に安定してゆくもの
 膝痛、股関節痛、腰痛、首痛、座骨神経痛(※)、椎間板ヘルニア(※)など、
 ※痛みが激しくでる前に施術をしたほうが効果的です、

(3) 段々に癒えるもの(体質が変化し癒えてゆきます。)
 自律神経失調症、ぜん息、その他の慢性疾患

(4) その他(症状が軽くなり、積み重ねで大幅によくなる)
 冷え性、女性特有の疾患

(5) 副次的な効果として
 美容面やスタイルの改善、O脚から小顔まで、肥満にも
  ※全身が整い自然な自分の身体を取り戻せます






歪みと身体

歪みと症状

歪みから発症まで

歪みをとれば

自律神経のバランス


諸症状と歪み

頭痛

めまい

難聴

眼精疲労

肩こり

肩周辺の障害

肩の症状

手から肩にかけての痺れ

手の症状

背部痛

腰部の不具合

ぎっくり腰

ヘルニア(腰部)

変形性脊椎症

脊椎すべり症・分離症

脊椎管狭窄症

坐骨神経痛

脊椎圧迫骨折

椎間関節性腰痛症

下肢

足の状態

腕から手にかけての疾患

手のしびれ

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諸症状と歪み、そして、全身調整           



【歪みと症状】


 
身体が歪むと、なぜ、体調がわるくなるのでしょうか? 
 あらゆる疾患に対して身体全体を対象にしたほうがよいのは、なぜでしょうか? 
 主訴である痛みは、信号です。 『何とかしなさい』『無理はしてはいけません』『・・・が不調なんです(内臓反射などからくる痛み)』   ですから、 単に、痛みを取り除くのでは不十分なのです。 原因がわからないから、からだ全体をいじくるのではありません。身体の状態に応じて全身を整え、 その際に主訴の要因を取り除くために身体を正すのです。
 つまり、全身調整といっても、諸症状で手技は調整しています。 (なお、当整体では、お時間をいただければ、筋力テスト、反射テストを用いて要因・不調箇所をも探り出します。)

  たとえば、仙腸関節の不具合(歪み)があるとします。
 その場合に、症状は、肩こり、背部痛、股関節、50肩・・・など様々なのです。
 頭痛、自律神経失調症、ヒザ痛、首痛なども。 これらの症状は仙腸関節を根本的に正さないと再発します。
 肩こりを例にとれば、強い刺激を受けると、数日は持つのですが、はりかえしを繰り返し、段々に強い刺激を求めるようになります。 そのような繰り替えしは細胞組織が変質し柔軟性を失い、首、後頭部、上腕部などの障害を将来引き起こす下地をつくってゆきます(鍼灸では邪気がたまりやすい体質になるといわれます。)

 さらに、悪化するのを放置しておくと、歪みが仙腸関節に留まらず、 椎間板などの不具合がでる(ネジレ)と、坐骨神経痛をはじめとして、 ・・・腰痛、椎間板ヘルニア、内臓疾患、動悸、激しい頻度で背部痛、首痛がおきます。

 身体の中心軸への、歪みとして現れ、その歪みを持ったまま、無理な動きをすることでネジレとなってくるのですね。
 ネジレまで来ると直す経路は長いです。ネジレがとれると、通常は歪みが現出して、歪みもとる必要があります( 足の痺れがなくなってくると、腰の痛みが現れたりします。でも、これは、よくなっていっているのです)。大きくネジレる前に是非、ご相談ください。メールでも相談も時間の許す限りお答えします。なお、その際には、判断の仕方を指示しますが、一例です。万能ではありません。

 また、中心軸の問題として、脊髄中の体液の問題があります。脳脊髄液の循環の不良ですね。体軸がしっかりしていって呼吸の深い人は、比較的、循環に大きな問題を持つことはないとおもいます。
 めまい、頭痛、食欲不振、内臓疾患、冷え、疲労感、腰痛、うつ、自律神経失調症・・・。  そして、現代病のすべてが脳脊髄液の循環不良によると考えられるほどです。
 なお、歪みとネジレのときも脳脊髄液は上手く流れているとはいえません。歪み、 つまり、仙腸関節の不良は仙骨の動きが悪いわけです。
 ネジレは、それ以上に脊柱に無理な負荷がかかっていて脳脊髄液の点からも、問題をもっているわけです。

 仙骨後頭骨調整では、不具合を3つに分けて、仙腸関節の場合をカテゴリU、 椎間板に影響が出るような脊椎の異常がある場合をカテゴリV、脳脊髄液の場合をTとしており、 後頭骨への接触方法、骨盤へのブロッキングのパターンが定められています。 また、諸症状については、さらに細かく施術方法が決まっています。 なお、当整体施術では、自律神経系と運動系に大きく分けて、体質にそって、手技を用います。仙骨後頭骨調整と連携させて相互に施術の効果を高めています。

 整体施術でも、自律神経系へのアクセス(適度な刺激により調整します)は重要です。
また、同様に重要視するのが関節です。 なかでも、5首(足首、手首、頚椎)、股関節、仙腸関節、肩関節、肘関節、頭部縫合は重要です。 後頭部から仙腸関節を繋いでいる大切な脊柱 (頚椎7、胸椎12、腰椎5、仙骨、尾骨間)も関節ですね。 特殊なのは肩胛骨ですね。背中についた羽のような感じですが、頭部、脊柱、腕などとたくさんの筋肉で繋がっていて、 肩胛骨の烏口突起は、前面の肩関節の間にあり、上腕2頭筋の末端が繋がっています。 肩胛骨の動きが問題になるのは、そのせいです。

  症状を考慮して、要所を配慮しながら、歪みやコリを取り除くことが、まず、健康体への第一歩となります。治すのは貴方です。私はお手伝いをし、歪みを正し、滞りを取り去ります。

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【歪みから発症まで】


  操体法の橋本敬三先生は歪みなどについて、卓越した見解を示しています。 最近になって、その、一見、当たり前でないかと思える見識を、身震いするくらいに、感じてしました。
  歪み⇒未病⇒不定愁訴⇒機能低下⇒発症⇒組織破壊、この流れは、あ〜、そうなのかという感じですね。
  通常、発症すれば病名がつくかもしれません、機能低下では検査値が悪いといえます。 その際、正常でないが起きているということは、どこかに歪みがあるということになります。
ここがポイントです。脊椎反射の考え方からも理解できるのですが、そのつながりを、臨床と経験に裏づけされて、 説明されているのが『万病を治せる妙療法』という著作です。 (筋骨格系、神経系、内臓系との関連を簡単に説明なさっています。東洋医学、整体術などを実際に経験なさって、 医師という観点から見た、洞察のある、すばらしい見識です。)
  ですから、歪みが生じる、多くは、身体に無理のある動きを繰り返すことで、 脊椎を例にとれば、左右均等に動いたはずなのに、コリが生じ、歪んでしまう。 すると、先ほどの偏移パターンで機能障害や発症します。
通常は、中心軸のなかでも、頚椎(特に1番、2番)、仙腸関節、股関節は、早い時期から問題を持つ人が多い、 また、経年変化で頚椎5番、胸椎4番、腰椎(姿勢でストレスがかかる位置が異なります)に問題がでます。

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【歪みをとれば】


    骨格の歪みがとれれば、機能が回復します。骨格は筋によって結びつき、筋は体液と神経によってコントロールされています。
内臓などを保持するのも筋肉です。歪みやコリが内臓の機能低下などを招くことは上述したとおりです。
  そして、歪みがとれれば、慢性疲労のような未病、不定愁訴なども、改善します。
  余談ですが、組織が破壊してしまった場合は、話が複雑になりますが、身体は補完する作用があるので、 この場合には、歪みは内在させたままになるかもしれません。 歪みをもっていることで身体のバランスを保っているからです。 したがって、強い施術はこのような場合に最も問題を起すケースとなります。
  単に歪みをとればいいというだけではないのです。   (橋本敬三先生がすごいのは、西洋医学の症例探求型の中にいながら、 周囲を見る眼力があったことです。たくさんの手技者とであい、見聞を広げ、手ずから研究することで見極めたのです。)
  上述した歪みの要素を、取り除く術はたくさんある、方法論的にも、また、患者さんの状態によっても、 やり方はいろいろです。スポーツで身体を鍛えている人なら圧を多用した施術でも可能です。
しかし、身体が通常の体力がない方の場合には、圧は弱いほうがよい場合が多い、ポイントを狙った施術も大切です。   それぞれの身体の状態に合わせるということからも、整体の理念が全身調整であることが大切だと信じるところです。

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自律神経のバランス】


ストレス社会といわれ、ほとんどの不定愁訴を持つ人は、自律神経失調症といわれてしまいますが、なにがどうなって、どうすればよいのかなんて〜、実際のところ、お医者様でも、わかりません。というのは、実のところ、病気といえるレベルでないので、判断ができないのです。未病とかいわれるものもその一つですね。

ですから、安定剤の弱いものを処方されたりするのだとおもうのですが、胃薬ならまだしも、精神面で作用を強く及ぼす薬は危険です。仕事を休んで、旅に出ましょう、空気の違うところに行きましょう(そのような暇はない、だったら、お尋ねください、少しはお役に立てますよ.。S.O.T.(仙骨後頭骨調整)のカテゴリTの治療法は、亢進しすぎた交感神経を押さえ自律神経のバランスを保つことができます。

全身調整では、身体の不調を改善するために、筋骨格系では、可動性をあげ、身体の動きを整えます。それだけでも、随分、楽になるのかなとおもいます。なにせ、人体は、健康でいられるように、できていて、30歳ぐらいまでの肉体は、食・息・動でほとんど健康でいられるのですから。精神面での影響も、身体を動かすことで改善されるのも確かです。股関節とか肩甲骨の動きをよくして上げると、不思議と身体の緊張が解けたりします。 精神的に参っているときには、肉体が強ければ、疲れ果てるまで、動きまわれば、結構、楽になれることもある。
  ただ、経験上、大切な人との関係が急に立たれるような場合は難しいかも。そんなときは、整体というより、知人・友人の力が大きい。ちょっとしたストレスに対して、行き着けの、愚痴をいえる美容院の役割も、そんなところにあったりします。口の堅い美容師さんでなくてはならないでしょうけれど。

ともかく、全身調整の中でも、S.O.T.で身体を芯から整えるというのもあります。オステオパシー的な手技で、脊椎に働きかけることもできます。操体で身体を整えるとホットして安らぐこともあります。

また、神経系と筋骨格系との係わりに、深く、影響しているのは、経絡でしょうか?
歪みが顕著に現れやすい場所というのか、身体の統一した動きをコントロールし、さらには、心身のバランスもとっている。それが、経絡であるようです。

身体の筋骨格系に現れる歪みがあると、経絡に顕著に、影響がでます。足の指をもんだときに、痛みがある場所によって、どの経絡付近に疲れや滞りがでっているのかわかります。ストレスは内臓に強く影響を及ぼすので、そのような際、即効性の高いものは、実虚を考慮した、経絡系へのアクセスです。私のところでは、操体を使います。

神経系のバランスも、当然に、現れてくる、よく、どのツボを押せば、いろいろな疾患がなおるのも、その例なのでしょう。

自律神経の問題は、さまざまな症状を起こします。症状といわないまでも、慢性的な寝不足感、不眠、お腹の機能低下(下痢気味、便秘、腹部痛)、お肌の荒れ、・・・。

睡眠は、人の身体を休めるのですが、実際には、脳の中での整理、内臓の修復、代謝系の整理整頓をしています。筋骨格系からは、寝相が悪いほうがよいといわれているように、痛みがあったり、疲れたからだを、自在に動かすことで、修復作業を早めることも行っているのではと、特に、操体を経験すると感じるようになります。

先に、書いてきた歪みの問題については、肉体面に多くをさきました。また、ストレッチのための記載も、どちらかといえば、肉体面、特に、筋骨格系のことばかりです。

が、当然に、心身の歪みも、経絡治療とみれば、わかりますように、連動しているものです。

骨格は筋によって結びつき、筋は体液と神経によってコントロールされ、筋骨格系が内臓を保持しています。歪みやコリが内臓の機能低下などを招くのも、心身すべてが一体として気血の流れによって、バランスを整えているのが、身体なのです。

ですから、精神面の歪みも筋骨格系の歪みも、経絡などを考慮すれば、同じところに由来することもある訳ですね。

もうしばらく、西洋医学が、そのレベルに行くには、時間がかかるかとは思います。西洋医学は、あまりに、レベルが高いところを歩み続けたいるのですから、仕方がありせん。症状に対応してゆくのが医師としての努めになったいるからでしょう。ただ、医が仁術であったように、最近は、東洋医学について感心をもたれる医師の方も多いです。  


橋本敬三先生ですね、まさに、先駆者でした。西洋医学の症例探求の中にいながら、 周囲を見る眼力があったことです。たくさんの手技者とであい、見聞を広げ、手ずから研究することで見極めたのです。鍼医としても立派に修養なさったとか。
  
操体(経絡系)、S.O.T.(仙骨後頭骨調整)、整体術は、十分に、自律神経のバランスを蘇らせ、維持できます。


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修養3年、開業1年、ようやく、行徳・南行徳は勿論、東京都区内、千葉市、千葉県内から来ていただくようになりました。メトロ東西線沿線です。西船橋での乗り換えがありますが、どうぞ、ご利用ください。特に、身体の動き付けを修得できるのは、整体では数が少ないと思います。妙典地区、浦安地区からもワンコインバス福栄中学入口下車したところの集合住宅です。



  諸症状と全身調整           

  全身調整の立場からは、症状へのアクセス方法は、身体の歪みを正すことです。理屈で、わかっていても、個人個人にあわせて、施術を行っていくのは大変です。
  根本的に治癒を望む場合には、仙骨後頭骨調整は、いくつかある矯正方法でも、効果は抜群だと思います。
  その効果を上げるには、整体術で身体を整えたり、操体で痛みを軽減するなど、また、人によっては、邪気(体内に蓄積され、滞っており、流れず、身体に幾ばくか悪さをしているもの)を除くことが大切なこともあります。
  そのレベルでの施術には、たくさんの人をこなすというより、一人一人の身体の癖などを見極め、生活にあった全身調整を考え、組み立てることが必要かと思うこのごろです。
  症状によって、特に、滞りによる、痛みなどは、経絡系操体によって解消できます。
  また、疲労によって、身体の感受性が低くなっているときには、整体術の出番もあります。


【頭痛】


 
頭痛の要因は様々! 急性のものは、すぐに、病院に行きましょう。生命の危機に陥るときがあります。このところ無理をしているなと思っているときに、急に頭痛がしたり、ふらついたりしたときは、必ず、誰かに連絡しましょう。

 偏頭痛や、慢性的な頭痛については、肩こりや、首の血流が悪くなっておきることもあります。滞りを除き、体液の循環を良くすると解決します。

慢性化したり、周期的におきる頭痛は、身体のバランスが狂うときに起きます。生理のときに他の症状とともにおきる、最近、若い女性の方から、よく聞くことがあります。

〔全身調整〕

 過度の刺戟よりも、中心に及ぶ手技や、経絡系からのアクセス、仙骨後頭骨調整、頭蓋骨調整など  

 特に、全身を整えた上での後頭骨への軽い刺激は、脳脊髄液の流れを整え、高い効果があります。

 一方、身体の滞りが影響している場合、そのような滞りを取り去ってからの施術も考慮しなくてなりません。滞りが頭に抜けると、メイゲンが起きることがあるからです。

  ※メイゲンとは、眩幻と書くと思います、副作用、熱が出たり、だるくなったりします。


  


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【めまい】


  
めまいにも、立ちくらみから、グルグルまわるようなものまで、様々です。一つは血圧の問題、脳脊髄液のアンバランスが懸念されます。頭痛以上に頭蓋骨調整が効果は高いのですが、時に、下肢の影響もあり、股関節を調整するだけでも、改善する例もあります。ま、この場合には、仙腸関節の動きがわるくなっている可能性もあります。

人は4つ足のとき、肩と腰は対象的な構成がされていたらしく、骨盤と後頭部は深い関係があるということです。

 

〔全身調整〕

  慢性化したり、周期的におきる眩暈は、頭痛と同様に、身体のアンバランスで。ですから、全身と脳脊髄液の流れを整えましょう。

  一方、身体の滞りが強い場合、段々に、滞りを取り去るのも大切です。メイゲンが起きることがあるからです。経絡系操体の出番です。

  ※メイゲンとは、眩幻と書くと思います、副作用、熱が出たり、だるくなったりします。


  

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【難聴】


  
急に聞こえ難くなった。何人もいっぺんにしゃべっているところで、聞き分けることができなくなってきた(分解能の低下)。ストレスや事件を境にして難聴になった例もよく聞きます。できるだけ、機能回復ができる病院をさがしましょう。また、身体のバランスの問題でもあり、脳脊髄液の循環不良も深く影響しています。

 

〔全身調整〕

 機能低下の中でも、分解能の低下の場合には、頭痛と同様に、身体のアンバランスが強く影響する場合があります。経絡系操体によって、身体の末端からの流れをつけて、頭部の流れに及べば改善する可能性もあります。早期に、他の機能が影響を受け低下する前に、全身と脳脊髄液の流れを整えましょう。
 
 
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【眼精疲労】


 目の疲れですが?? 肩こりや、頭痛の要因ともなるものです。眼というものは、通常休むことはありません。目をつぶっているときでも、目を休めるというより、全身を整える意義の方が高いかも知れません。目をつぶると呼吸を意識しやすくなりませんか?? ともかく、休むときがない。ま、心臓なども休まない(休むと??ますね)、ただ、使い方がある。

 一点に集中するように画面をにらんでしまうと大変です。眼圧が高くなるばかりでなく、首も前にいきストレートネックになってしまいます。

初期の目のつかれは、全身運動などおこない、ぶらぶら散歩でとれるでしょう。後、こすらないで軽く指などで、眼を押させてあげてもいいかもしれません(ホットタオルもいいらしい。) 仕事の合間であれば、瞬き、目を動かすなどしてみましょう。

 

〔全身調整〕

 後頭部からの適度な刺激は、目の疲労を取り、頭を休めるのに即効性が高いものです。酷使される現代生活の中では、目は神経系の緊張とも密接です。 呼吸も浅くなり、身体の深部の動きが悪くなってしまいます。必然的にストレスの一因にもなります。実は、目は特殊な器官です。目が疲れというとき、実際には、全身が疲れていると思いませんか?? 顔全体がはったり、身体全体がだるかったりしませんか?

 姿勢や日々の癖などが大きく、影響しています。目の疲労は身体の疲労の指標でもあります。目が疲れれば、後頭部がはります。

注目すべきは、首の後ろ、後頭部の下辺りですが、もちろん、そのように凝り固まりつつある現象は身体全体に影響しています。他の症状を取り去るとと同時に、全身を調整することは大切です。

 




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【肩こり】


 根を詰めるときにおきます。それは、軽く、身体を動かせば解消することが多いでしょう。慢性のものの場合には、原因は腰にあることが多く、骨盤(仙腸関節)の状態が悪い。この場合には、頭痛・めまい・吐き気・耳鳴りなどがともなうことすらあります。

ですから、慢性の肩こりを直すのには、単に揉み解したのでは解決しません。リピートする肩付近を拇指などで強い刺激を加えると組織が変質して治りも遅くなります。

姿勢から、また、歩き方や足踏み(同じ場所で)をみれば、肩こりの原因は、ある程度わかりますね。ご自分の姿を、大きなビルのガラス越しに見てみてください。また、運動サークルに参加しているときに、相互に見てあげれば、動きの不均衡などがわかります。

また、矯正で身体が整った方には、足踏みを勧めています。その理由も、まず、身体の歪みや動きの不自然さを自覚すること、改善してゆくこと、自分での治療に参加するというポイントがあります。

 

とはいえ、腰といっても、なかなか、ピントはこないかもしれません。確かに、肩こりは、うっ血して新陳代謝が悪くなり、筋肉に老廃物がたまって、血流が滞る悪循環の結果です。初期の肩の痛みは、筋細胞から発痛物質が出て神経を刺激する結果です。

 

ですから、昔はよく、子供が親の肩を揉んだのも理由があります。そして、効果もあったのです。(最近はストレスが学校や塾などでかかり、子供にも必要かもしれませんね。)血流が改善されるのですね。

 

最近、オフィスワークの多い女性に肩の障害が多いのに肯首できる理由でもあるわけです。デェスクワークで、姿勢を同じくして、眼を酷使し、知らず知らずのうちに、筋肉を長時間緊張させているわけですから。できれば、仕事の合間に散歩なんてできるといいのですが。天気の良い日は、せめて、食後、昼休みは、少し歩きましょう。

 

〔全身調整〕

仙骨(骨盤)に働きかける仙骨後頭骨調整(S.O.T.)、経絡系を考慮した施術では効果が高いです。肩胛骨の可動性を上げるのも忘れてはなりません。前肩になっている方で、首がストレートネックの場合には、胸椎の2.3番にストレスがきていて、その部分での肩胛骨の動きが制約されている場合も多いものです。眼精疲労のところで述べましたが、肩こりも後頭部への適宜な刺激は、やり方さえ間違わなければ、効果的です。

肩の周囲をも勿論攻めるのですが、肩胛骨周囲の筋肉のこりを取り除きます。その際、可動性をます手技が大切です。

 ただ、慢性の肩こりは、骨盤からの歪みがほぼ原因でおきます。疲労性の腰痛、同様に、仙腸関節の剥離を直す必要があります。S.O.T.(仙骨後頭骨調整)は、根本的に直すことできます(但し、S.O.T.による根本的な治癒の場合には、5回を目処にしてください。)

  姿勢や日々の癖などが大きく、影響します。 前肩、ストレートネック、肩甲骨周囲筋のコリなどが影響しています。

 

  

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【肩付近の障害(特に50肩)】

 同じ姿勢や繰り返し作業などの動作を繰り返すと、筋疲労・筋緊張が起こります。痛みの要因ですね。仕事は身体に少し負担をかけます。 

特に、『腰にくる』という感覚はありますよね。前述の【肩こり】でお話したように、 腰から知らぬ間に上に上がってくるのが肩こりの一因であるわけですが…。

  ここでは、肩の障害についてですから、まず、肩関節を見てみましょう。 御自分で動かしてみてください。肩関節と股関節は球状関節といわれ、非常に可動域の広い関節です。 このおかげで、いろいろな作業ができるわけです。 非常に可動域が広いのは、水泳のバック(背泳)の選手ですね。あそこまで、いかなくても、とても、動きのよい関節です。どうでしたか?  限定された部分がありましたか?。 結局、肩の障害の総称のような《50肩》は、その可動域が50パーセントになったといわれるほど、限定されたものですね。

 

 『肩こりは、うっ血して新陳代謝が悪くなり、筋肉に老廃物がたまって、血流が滞る悪循環の結果です。 初期の肩の痛みは、筋細胞から発痛物質が出て神経を刺激する結果です。』

 この状態がひどくなると、筋肉にコリが起きます。そのコリが、肩の動く方向を限定します。 するとロックされ方向に動かそうとすると、筋に緊張がおき、痛みをともなうわけです。これが初期の50肩の一因ですね。

 ですから、初期の50肩は、その逆をおこなってあげれば、可動域があがり、通常の生活で不便はないですね。 可動域をあげる方法(筋骨格系にある程度通じていると簡単です。)を知悉し、経験のある整体屋さんなら、楽勝です。

 が、慢性の50肩になると、石灰化が起きている可能性があります。関節のある部分にカルシュウムがついている、 ここから痛みを発するといわれ厄介です。本格的には腰を正し、姿勢をよくし、身体全体の滞りを直す必要もあるのでしょう。段々に可動域を上げつつ、全身調整をするほうがいいです。 ただ、もまれるのでなく、計画的に治してゆきましょう。実際、未病の状態かもしれないのですが、 他の症状も内在している場合が多いと思います。

 

  ほかでも、前肩のことを述べていますが、肩こりも50肩も、前肩の人は原因を抱えているようなものです。 そういう人は、歩行のときの姿勢もよろしくない。視線を遠くにできない。 首がストレートネックであり、胸椎の2番辺りにストレスをもっている」 PCデスクワークの多い方、受験勉強・・・など、集中して長時間、同じ姿勢をすると、 大体の人は前肩になってしまう姿勢をとりやすいものです。

  また、頚椎の湾曲がなくなってしまっているストレートネックは簡単には直らないのですが、お腹で呼吸が自然にできると楽にはなります。腰の力が入ると自然と顎も引くことができます。それだけでも、その後の生活がかわります。

 

 また、肩胛骨の動きも同様です。…、 結局、骨盤に歪みを考える必要もでて来ますね。

 

〔全身調整〕

  肩関節の可動域が制限されていても、肩こりの初期の症状との対策とおなじことも役立ちます。後頭部への適宜な刺激、肩の周囲を適度に弛め、肩胛骨周囲の筋肉のこりをとるのも速攻性があります。

ただ、その際、肩関節というよりは、肩周囲の筋肉にアクセスして可動性をますことが大切です。経絡系操体の指揉みで滞りを把握し、前腕部をカワに触れるように旋回させ、その力を無理なく肩周囲に伝えるのは有効です。経絡系操体は、痛みのない方向へ動かすことで、制限された可動域を広げることができるのは、肩の場合、大きく変化するので、断然お勧めです。

 ただ、肩こりと同様、身体の歪みがあるのは当然です。腰に力が入らない。偏った立ち方しかできない。など・・・・。

 結局、大部分の方は、仙腸関節の剥離を直す必要があります。姿勢や日々の癖などが大きく、影響します。肩が痛いと肩ばかりが気になります。全身の調整をしなくては、根本的な解決は望めません。自然に直ることも多いのですが、将来の体軸ネジレの元凶にもなっていると私は考えます。まだ、仙腸関節の問題ですんでいるうちが将来への健康管理の一歩です。 

 


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【肩に症状がでる原因:筋骨格系】


 首(頚椎)で一部分の椎骨が変位し血管や組織を圧迫し、神経が刺激されることで痛みやしびれをおこすことがあります。

 顎関節症や噛み合わせの不全も(歯周病によることも)。

 筋肉の疲労によるハリはもとより、 過剰な負荷による軽い肉離れ、運動時や打撲による損傷により、局所的な炎症が肩周辺への循環不全となります。

 結果、筋肉がこわばります。『重い感じがのこって・・・』なんて場合でしょうか??  殆どは自然に回復します。

 

〔全身調整〕

 自然に回復する場合はよいのですが、歯科にいく必要がある場合は、特にかみ合わせが悪い状態です。頚椎からきている場合には、動きをうまくつけてあげることで、首の回旋、側屈、前後屈を改善することができます。S.O.T.によって、仙骨や後頭骨にアクセスした結果、頚椎の動きが改善することも見受けられます。カイロプラクティックの一般的な変位への矯正は有効かも知れませんが、ダメージを考えると、頚椎3番〜5番を狙ったものは行わないにこしたことはありません。整体で首をゴリゴリやられた不調に見舞われた人もたくさんみえると思います。軽く、一点のみを矯正するためには、受者も術者もリラックスしていなくてはなりませんね。

 

【肩に症状がでる原因:神経反射】

 ほとんどは 筋骨格系の場合とかわるところはありませんが、神経回路の関係から、急性の肩から背部にかけての痛みは、心臓や心筋の異常、肺などの呼吸器の疾患も疑われます。そのようは痛みが出た場合には、専門の病院に早急にいくべきです。

なお、当整体でも、急性でなければ、検査で不調箇所をみることができます、ご相談ください。専門医にいった後来ていただくのも、また、当整体での検査を参考にして専門医にいってください。

 

 さらに、高血圧、糖尿病、心臓の機能低下など、循環が悪化して肩こりをおこす可能性が高いです。この場合、整体での対応については、その施術者に問い合わせください。大切なポイントです。疾患の原因を取り除くための施術はありますが整体術の持ち味が出せる場合と出せない場合があります。

 眼性疲労による場合(腰痛も起きます)。成長期にある学生さんは注意してあげる必要があります。CRTはもとより液晶画面でも、パソコンを使用する場合は、テレビに比べて、集中しがちです。(交感神経が異常亢進して睡眠不足などにもなり、睡眠をとっても身体が芯から休まらなくなってしまいます。テレビゲームの問題もそこにあります。 ☆PC症候群)

 

なお、そのような生活を繰り返すと、精神面において、過剰なストレスを受け、精神的緊張が続き、交感神経が亢進(過剰優位)したままを通常の場合と誤解することになります。優しかったのに、最近、変わってしまったというような現象がお子さんにおきたら、緑が豊富で、時間が止まるような空間で、精神的なケアを受けるのも大切なところです。

 

〔全身調整〕

 肩に障害が無いのに、肩や肩の周囲に不快感や痛みがある。そのような場合には、簡単に考えることも、難しい病名を考えることもできます。一過性には、ほっとけば直ってしまう場合が多いからです。

 ただ、早いうちに、要因を探りだすこともでき、そのために私たちを利用していただければ幸いです。未病・不定愁訴といわれるレベルのものでも、S.O.T.検査や他の筋力テストなどは、修得できた者であれば、6割から8割、不具合の可能性の高い組織を見出すことができます(医療レベルより先にわかるため、自分の体調を図る上で参考にしてください。一部の悪徳者に注意してください。)

 全身調整からは、体軸ネジレ・仙腸関節の剥離を検討対象とします。操体からは、身体の歪み、経絡系操体では、末端からの診断と姿勢の変化に着目して不具合の場所も。

 ご自分の姿勢、前肩、ストレートネック、肩甲骨の動き、・・・など検討してみましょう。

  



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【手から肩にかけての痛みやしびれ 】


  
肩こり、50肩と少し違うな〜といった感覚は、動かすことなく痛みがあり、痺れが慢性的にある場合ですね。

 この、多くは、頚椎症候群、手根管症候群ですね。 肩の関節における血管や神経系の圧迫なども考えられないこともないのですが、 肩関節については、可動性をあげることで、直る可能性は高いのです。

 痺れは厄介です。まず、単純にどこそこが悪いというよりは、手首、肘、肩、肩甲骨、頚椎全体をみることが根本的な治癒には必要です。

 さらに、仙腸関節の状態も、股関節…本当に身体はつながっているのです。

 また、リウマチなど全身的疾患の部分症状である場合も考慮しなくてはなりません。

 

〔全身調整〕

 肩に障害が無いのに〜〜?? 頚椎を直接施術する・・・・必要性があるのか?? 特に、頚椎症候群の場合には、頚椎の5番前後が痛み・しびれの原因になっている場合があります。

中部胸椎の直接的な施術は危険であるとともに、他の骨を動かせば、動き出すこともあり、上部胸椎や肩の張り込み、骨盤を整えることで改善できます。

矯正がうまくいっても、それらの部位に問題があれば、戻ってしまいます。



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【手の症状】


※手根管症候群

手根の靭帯と骨によって形成される管状のトンネル(神経・血管・腱などが通っている所)が狭くなり、正中神経などを圧迫して起こる。手のひらから指先にかけての『しびれ』や握力の低下が起きます。特に、拇指の働きが制約されてくると、最近は手術を勧められるようです。

※腱鞘炎

 腱と腱鞘との摩擦などで起こる炎症。指の使いすぎによるものが多く、患部に痛みと腫()れがある。クライマー肘、テニス肘とか、急激に指に大きな力や衝撃が加わる場合におきる。腱鞘炎でも骨と靭帯の間での障害があるときは、通常の使い方で問題がない場合には時間のみ解決する。筋肉に刺激を与え、患部以外の動きをよくすることで、回復を早めることができる。完治するまでに時間がかかる。テニスプレイヤーなどは、自分の腕などの筋の弾力を気にすべきである。定期的なケアが大切ともいえる。是非、身体の上体を把握でき、調整ができる整体などを利用した、自己パフォーマンスを延ばしてみてはいかがでしょうか。また、整体などで調整をしてもらいながら自己調整の仕方を教わるのも手かと思います。

 

〔全身調整〕

 手先がしびれ、はれてきたりしますね? 大概、肩から首にかけても不快感があって、複合的な場合が多いです。年配者では、肩の痛みや滞りをなくすほうが、私は先だと思います。また、末端部からの流れをつけてあげることで、改善することもあると思います。

 手術での成果があると報道されていますが、本当に悪い人の手術というよりも、少し、不具合がある人に対して、靭帯の一部を切り開き、弛める手術での成果はあるようです。

 全身調整として、直接的には、対応できない例なのかとも思いますが、手根部の個々の骨の動きをよくしてあげるような、考え方が医療の現場でなされないのは残念です。なんといっても、保険診療の限界でもあるのではないでしょうか?

 手首の動きを向上させる方法を身体の遠い部位(足首など)からこころみることも大切です。



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【背部痛】


 
 無理な姿勢を維持するとか、長時間同じ姿勢を続けていると、通常は腰に痛みが、状況によっては、背中に痛みが起きます。大部分は、一過性で休めば消えてしまいますね。

 また、食欲がない、胃が痛むなどの症状が併発していれば反射痛の可能性があります。

 特に、心臓病、心筋の疲労、胆石症などは、反射痛の顕著な例です。肩の痛みと同様ですね。そのような、反射痛である可能性を示唆された場合、痛みが長引き、悪化していくようなら専門医へ!! 

整体の立場でもサポートできますが、すでに、歪みを正しても戻らないレベルに来ているときは薬・手術なども対症的であっても有効です。回復期を迎えたら全身調整を利用するというのも手です。

病院付属のリハビリがあれば、理学療法士の方にアドバイスを受けるのがいいかもしれませんね。理学療法士の方で熱心で経験のある方なら、どのような運動をすればよいのかも教えてくれるかと思います。

 

 姿勢から背部痛がくる場合では、以前よりとても疲れやすくなったとか、このところ急に調子が悪いなと感じたときにおきているとき、内臓の疲れが、背柱の歪みへの影響していることもあります。

 

 また、背部痛がおきている場合には、自律神経のバランス、花粉症・頭痛・アレルギー・月経痛などさまざまな症状も併発していることもおおいですね。

 

〔全身調整〕

  神経伝達の問題では筋繊維痛がとりざたされています。背部痛は、上述のように、歪みと体軸ネジレにとどまらず、内臓反射からくるものもあります。それらは実は、相互に関係しています。

経験上は、身体の歪みと自分とのバランスが食い違いが多いときに、背部の痛みがおきるような気がします。

 呼吸が浅いとか、重心を高くしすぎるとか、自分が楽になる位置を探しても、意識が優先してしまって、自分の楽な位置を見出せない場合など・・・

 背部痛でも気にしないと痛みをそれほど感じないものであれば、自分で身体を動かすことで和らぐことがあります。そのようなとき。操体の基本動作を繰り返せば、相当に楽になるはずです。さらに、経絡まで考慮した施術も受ければ、軽度の内臓疲労などもとりさることができ、相乗効果になるでしょう。

 全身調整として、S.O.T.もお勧めです。軽度の体軸ネジレであることが多いでしょう。 軽度の場合であれば、仙腸関節の不具合を正し、股関節の動きをよくすれば、気にならなくなります。本格的な歪み、体軸ネジレに対しても、全身調整では、S.O.T.がお勧めです。

 



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【腰部の不具合と要因】

 腰が痛くなる要因は、『姿勢』『動き』『老化』『内臓の病気』『ストレス』などでしょうか? ただ、相互に関係があるのです。姿勢が悪いと、動きが悪くなり、骨にストレスがかかり、新陳代謝が落ちます。すると、脊髄の硬膜の状態も悪くなると思います。そして、神経回路の伝達が悪くなるので、内臓の調子も低下します。 ストレスについては、全般的に、相互の因果関係を作り出すことになるかもしれません。弱り目に祟り目ですか?? 身体のケアも、最近のストレス社会の精神面でのケア、癒し系などが、全身(精神)を対象にするのも肯首できるところでしょう。

  いままで、述べてきたことのマトメになってしまう要因です。結局、全身調整の対象になる症状をもっている人すべてにあてはまるともいえますね。

 

(1) 『姿勢』が悪い

 姿勢が悪い?? どんな状態なのか? 同じ体勢をとりすぎ、呼吸が深くできず、身体の深部の代謝にとって好ましくない状態をいうのかと思います。  さらには、横になったときに、ストレスを抱えたままですと、固まったような感じで寝ているのは好ましくない(寝相は悪いが勝ちです)。  中心にまとまりがなくなるような姿勢は、その不安定さゆえに、身体にストレスを生じさせます。その結果、あちこちに痛みなどを。 

結果、座る生活の多い場合には肩こり、立ち仕事が多い人の場合には腰痛といってもいいかと??

この姿勢については、なんともいえないのですが、呼吸と深いかかわりがあり、体軸との形成に大切です。

 

(2)『動き』

 身体を動かすときに、腕の重さを感じないかとおもいます、頭の重さも気にはしませんね。

 実際は、身体は中心軸に集約されているから、楽に動くことができているのです。しかし、中心軸は、肉体と精神『気』の面から考える必要があり、『気』は『呼吸』に通じています。

身体の動きに応じて、平衡状態を保とうとする、中心軸の要は、骨盤と腰部です。つまり、肉体面でも、 『気』の面でもバランスが悪くなると、痛みなどとして現出しやすいのは腰部ということになります(ストレス)。

 一方、動きが適切であれば、身体全体を容易に中心軸に集約させた運動が可能になります。どれが、正しい動きであるかということは、ここでは、詳しくは言及しません(『柔軟性と感受性』などでのべてゆきます。)。

 ただ、動いている際に、足の拇指球で踏ん張れるか、また、腕を先行させるとき、肘の動きと尺骨(小指側サイド)を回転軸に使っているかなどでしょうか(脇をしめる)?? ナンバ歩きの特徴のひとつには脇をしめやすいということでしょうか?

 

(3) 『老化』(過度の使用も含む)

 新陳代謝の低下により筋肉のバランスも崩れやすくなります。

 外力に対する効力も柔軟性の低下などで衝撃を受けやすくなります。

どのようなトレーニングをしていようとも、技術の向上と身体の動きの習得だけではあがないないときがやってきます。

 顕著なのは、骨の破砕が遅くなり再生サイクルが長くなり、骨も弾力が低下します。そして、体内カルシュウムの減少、つまり、段々に骨が減ります。その影響は、ひとつひとつの骨にも影響します。そして、一箇所にストレスがくるような動きの結果、骨自体が損傷を受けます。

 また、血流が悪くなったりすると、椎骨にバリが生じ、それが、周辺組織にいたずらをする、そして、痛みを生じることもあります。

 

 

(4) 『内臓の病気』

 すでに述べた。歪みの構造のように、内臓疾患は、組織の機能低下です。

 つまり、歪み⇒機能低下⇒発症です。機能低下では検査値が悪いといえます。機能低下や発症しているということは、動きが正常でなく、どこかに歪みがあるということになります。

 つまり、内臓の病気あれば、脊椎反射から内臓疾患がわかるように、体の歪みがある場合が多いということになります。喘息などは胸椎の4番右などに現れます。

 

(5)『ストレス』も要因

 最近、精神的なストレスが腰痛の原因になっているといわれるようになりました。そのような方も、骨格的に歪みがまったくないという訳ではない、しかし、その程度の歪みなどで痛みが発症することはない、ということがあります。

 

 ストレスが神経回路や身体の動きを制約し、悪い方向をもたらすと、今のところ、そのような解釈で、対応してゆくしかない。ストレスから来る、歪みは、レントゲンなどで現れるようなものではなく、身体の中心軸への集約する身体の働きを分散させ、反対に、睡眠中に弛まなくてはならない身体が固まってしまって、コリが残ってしまう。そのような感じを、経験上受けます。

 実際、腰痛がひどくなると寝ているときも緊張します。そのような状態が続くと、腰痛は悪化の一途という感じでした。坐骨神経痛の激痛などからくらべれば、たいしたのもではないけれど、何かの切っ掛けで、痛みを感じ、落ち着かない状態でした。(仙骨後頭骨調整をしながら、でも、もっとも、効果があったのは、足踏みです、できる日には1時間はやりました。)

 

 結局、大腰筋をバランス良く整えながら鍛え、その周囲の筋肉も均等に鍛える。その上で、全身調整、特に、脳脊髄液の流れを整え、交感神経と副交感神経のバランスを整える。結果、精神状態もよくなり、耐ストレス性が高まる。という感じでしたでしょうか。

 

 以上は、腰部に限ったことではないと思います。身体の柔軟性と気持ちも柔らかくしてゆく、身体の感覚をよくし感受性を高めるのは、決して、無駄ではないと思います。

 

(6)どうすればいいのでしょう?

  結局、足踏みなどで大腰筋をバランス良く整えながら鍛え、その周囲の筋肉も均等に鍛える。その上で、全身を調整、特に、脳脊髄液の流れを整え、交感神経と副交感神経のバランスを整える。  結果、精神状態もよくなり、耐ストレス性が高まる。という感じでしたでしょうか。   姿勢も動きもよくなる。そのために、他力に頼るもよし、自力で、これまでの運動を振り返って、無理がない形で鍛錬??するのもよいかと。原則は痛みと無理は駄目です。他力にしても、指導に従ってほしいのですが、意思の力は大切です。

 以上は、腰部に限ったことではないと思います。身体の柔軟性と気持ちも柔らかくしてゆく、身体の感覚をよくし感受性を高めるのは、決して、無駄ではないと思います。

腰部に関する症例をあげていきましょう。

 

〔全身調整〕

  大部分の方は、仙腸関節の剥離を直す必要があります。 姿勢や日々の癖などが大きく、影響します。肩が痛いと肩ばかりが気になります。自然に直ることも多いのですが、根本的な解決は望めません。 将来の体軸ネジレの現況にもなっていると私は考えます。まだ、仙腸関節の問題ですんでいるうちが将来への健康管理の一歩です。 



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【ぎっくり腰(筋膜性腰痛症)】

 筋肉・神経・関節への急激な負荷や過度の緊張と疲れでおきやすい。また、動きと気持ちが一致しないで不用意に体をねじるとか、“くしゃみ”などでもおきる。

 作業時に、体勢を作らずに、重いものを起立筋に負担がかかる中腰で持ち上げる場合や、前傾姿勢をとった時などに起こりやすい。

 

 月経時に骨盤や背骨の靱帯が緩んでバランスが崩れ起こる事もある。運動不足、肥満、全身の疲れなどにより、腰の筋肉の血行が悪くなり筋肉疲労から起きる場合も考慮しておくべきである。

 ただ、はじめての『ぎっくり腰』 は、痛みはあっても、それほど怖いものではないでしょう。

特に、若い人で、激しい運動をしていた方は急に運動をやめると、前後、左右、旋回のときの筋肉のバランスがとれずに起きます。痛みはひどいのですが、3日間ほど安静にしていると相当によくなります。

 

 しかし、痛みがとれたとしても、身体のバランスが崩れていることは間違いありません。そのまま、悪い動きをしていると、再度、おなじような目にあうことがあります。

 

 さらに、繰り返すことになると、実際には、厄介な状態(ネジレ)になっています。完全に身体のバランスが崩れてしまいます。 坐骨神経痛はもとより、脊髄への圧迫などが起き、生活を楽しめなくなってしまいます。

 

〔痛みと施術〕

  直接的な原因は、身体にとって不合理な動きをしたり、急激な身体のバランスを崩した場合とでもいえましょうか? 単純には、くしゃみ、お腹の具合が悪いのに不用意な動き、一寸した動きで、大きめの筋肉が肉離れしてしまう現象とでもいいましょうか?

  ということで、炎症が起きているはずです。通常冷やすのが普通ですね?? 安静にしていないさいといわれるのです。

  で、本当の原因は、仙腸関節が剥離したりして、身体がアンバランスになりやすいのです。

〔経絡系操体とぎっくり腰〕

  当初、S.O.T.での解決を図ってきたのですが、ソフトな矯正といっても、骨盤に対して、変位を直すので、痛い人は辛い!!

  そこで、痛みを取り除く必要があったわけです。操体で、そのような施術を行うのは難しいのですが、経絡系操体は、姿勢を見出すのが、案外簡単で、そのあと、他の操体(カワ、末端を固定してからの連動)によって、痛みを最小限に抑えた施術も可能になりました。

〔全身調整〕

  S.O.T.は根治には、大切なものと感じています。身体の歪みを判断する上で、S.O.T.検査が優れているのは確かだからです。

  ある程度、痛みが軽減できれば、次は、根治を目指します。 また、時間が許す限り、現在は、操体の基本動作を経験していただいています。



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【腰椎椎間板ヘルニア】


 
 ヘルニアには内部からはみ出るという意味があります。背骨は椎骨が重なっていますが、椎間板が骨と骨の間で緩衝作用をしています。椎間板の中心部にある髄核が弾力性を失い、繊維輪に亀裂を生じ、髄核が繊維輪を破って飛び出し、周辺組織を圧迫し、血管・神経を刺激した結果起きます。

 脊柱のクッションの役割を果している椎間板は、年齢とともに次第に柔軟性を失ってくる為、働き盛りの20歳〜30歳代の、一定の姿勢を維持する必要が多い反面、いそがしく動かなくてはならない作業(事務、運転者、外回りの営業職、看護)の人に多いのです。

高齢者になってから初めて発症するということはないのが普通です。

 

〔全身調整〕

はみ出している、のです。当たり前ですが、削れば取れます。そこで、外科的な手術しかないと思われるかもしれません。でも、身体はうまくできています。また、はみ出していても痛みがない場合があるということもあります。

 とうことで、根治となるのか、どうなのでしょうか? S.O.T.(仙骨後頭骨調整)で、身体の体軸ネジレを解消すると、部分的な肉体的な負荷がなくなり、身体の深部の調整力が蘇るようです。S.O.T.は試してみて、損はないと思います。

操体も、お体の働きを正しますおので、自己調整として、学ばれれば、身体の動きが自然になって、痛みなどの再発を抑えることができます。

身体の不思議!?なのです。はみ出した人が全員痛みや痺れを訴える訳ではないということが判明して以来、最近はストレスとの関係が深いものと考えられるようになりました。

そこからも、身体の内部のバランスを整えること、しかも、体幹を強くすることが可能な仙骨後頭骨調整の可能性は高いといえます。体軸ネジレを除きながら、身体の歪みをソフトに矯正して、自然治癒力を高めることができるためです。




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【変形性脊椎症(変形性腰椎症、)椎間板症】


 
 加齢により椎間板の代謝が落ち椎間板の水分が減少しはじめると弾力性が低下(椎間板症)すると、脊椎骨の縁の部分が変形(変形性脊椎症)してきます。

 椎体間の隙間が狭くなり、脊柱が不安定になることで、周囲の組織が損傷し、神経や神経根が刺激されることになります。

 椎骨は「骨棘(こっきょく)」と呼ばれる出っ張り(バリ)が生じることがあります。この骨棘による刺激に起因することもあります。

 なお、大腰筋などをバランスよく整えることなどで、骨棘がなくなるといったことも言われています。

 どちらにしても、身体の中心軸に関連する筋肉を増強しつつ、バランスを整えることは大切でしょう。身体全体の柔軟性も大切ですね。新陳代謝を高めましょう。

 

〔全身調整〕

  S.O.T.(仙骨後頭骨調整)で、身体の体軸ネジレを解消すると、部分的な肉体的な負荷がなくなり、身体の深部の調整力が蘇るようです。

  S.O.T.は試して、損はないと思います。操体は、あるところまでは、お体の働きを正しますおので、自己調整として、学ばれれば、身体の動きが自然になって、痛みなどの再発を抑えることができます。


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【腰椎すべり(腰椎すべり症)】

 椎骨の一つが腹側へ移動(前方変位)した状態、椎間板の老化、妊娠などで靭帯関係が弛むときにおこる。手技で腹部側から戻せる場合もある。

 また、仙骨後頭骨調整の場合であれば、時間はかかるかもしれないが、中心軸の呼吸メカニズムは無理がないわりに有効性があるとのことです。

 

【脊椎分離症・腰椎分離症】

 腰椎の椎骨の後方部分(椎弓)にひびが生じ(骨折)た結果、脊柱が不安定になってしまった状態をいいます。

 腰椎の過剰前腕の方には置きやすいので体型を見極めてください。 スポーツ選手の場合にはコーチなどは管理することが義務だと思います。

  特に、女性の場合、過度の減量は避け、月経に合わせたトレーニング(整体で体を整えましょう)も必要です。 腰のひねりや強い前屈、背屈が原因で起きます。激しい運動をする若いスポーツマンに多く見られる。

 

〔全身調整〕

  S.O.T.(仙骨後頭骨調整)で、身体の体軸ネジレを解消すると、部分的な肉体的な負荷がなくなり、身体の深部の調整力が蘇ります。

  S.O.T.は試して、損はないと思います。操体は、あるところまでは、お体の働きを正しますので、自己調整として、学ばれれば、身体の動きが自然になって、痛みなどの再発を抑えることができます。



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【脊柱管狭窄症(腰部脊柱管狭窄症)】

 脊髄神経への圧迫。 脊柱管の下の方の内径が狭くなり、その結果、神経や血管を圧迫するために起こる。

 中高年に多いところから、やはり、新陳代謝の低下でしょう。年齢とともに、組織が傷つき、その補填のための組織の圧迫ということもあります。

 

〔全身調整〕

  S.O.T.(仙骨後頭骨調整)で、身体の体軸ネジレを解消すると、部分的な肉体的な負荷がなくなり、身体の深部の調整力が蘇るようです。


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【根性腰痛症(坐骨神経痛)】


 
 坐骨神経痛は、坐骨神経が臀部の深層を通過し、足全体に及ぶ神経であって、小指に先の太さがある、その神経に対して、圧迫や過度の刺戟がくわわるために激しい痛みがときとして、襲ってくるものです。ぎっくり腰の痛みなどとは違って、安静にしていればなんとかなるというものではありません。

 梨状筋が過度にこわばっておきる場合(梨状筋症候群)や、腰椎椎間板ヘルニアが原因になる場合があるようです。

 仙骨後頭骨調整では、ネジレからくるといわれていますが、身体の歪みがさらにすすんでしまった状態であり、この場合、腰を対角に疲れが生じやすく、腰のハリと対角側の梨状筋がはるという考えかたがピッタリ、体軸ネジレが大きい場合とでもいえましょうか!

 身体は動くたびに身体にコリがある部分に無理が生じ、結果、脊髄や神経根が圧迫されます。その場合、腰椎椎間板ヘルニアが原因といわれています。また、先の梨状筋のように神経やその周囲の組織への強い圧迫が原因のものもあります。、

 

〔全身調整〕

  S.O.T.(仙骨後頭骨調整)で、身体の体軸ネジレを解消すると、部分的な肉体的な負荷がなくなり、身体の深部の調整力が蘇るようです。

  S.O.T.のなかでも、梨状筋を緩め、臀部に深層筋を弛めることで、坐骨神経痛の中でも、疲労したり、冷えたりすることで、ひどくなる場合に対応できます。S.O.T.では、SOTOというテクニックを用いると、梨状筋が驚くほど弛みます。結果、痛みが、1回から3回の施術で取り除ける場合も多いです。

  経絡系操体によって、股関節や骨盤の周囲を弛めることでも、成果を上げることができます



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【脊椎圧迫骨折(骨粗鬆症によるもの)】

 背骨がつぶれ圧迫骨折することです。骨がスカスカになった骨粗鬆症が原因です。骨がもろくなっているため、小さな負担(尻もちを付く)だけでも起きます。

 知らないうちに起きていることも多く、そのままで生活していることもあります。ただ、背中や腰部に痛みはでます。しばらくして、医者にいって初めて、圧迫骨折といわれる方が多いとのことです。身長が急に縮んだりすると要注意です。過度な刺激や圧迫は、このような症状には、すべり症や分離症と同様に危険です。

 

〔全身調整〕

  強い施術はできないし、してはいけない。S.O.T.(仙骨後頭骨調整)で、身体の体軸ネジレを解消すると、部分的な肉体的な負荷がなくなり、身体の深部の調整力が蘇るようです。  S.O.T.は試して、損はないと思います。他の強い施術ではできないことが可能なのです。 操体でも、気持ちがよく、痛みの無い方向を見出しながら、身体全体の流れをよくしてゆけば、身体が整うと思います。


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【椎間関節性腰痛症】

 腰椎の関節が炎症を起こすこともあります。勿論、痛みが出ます。中年以降に多い。炎症は組織が損傷しているということですね! 

 循環不良や脊椎の変位などと無理な動きによる負荷が複合的に合わさって生じます。

〔全身調整〕

  S.O.T.(仙骨後頭骨調整)での可能性はあると思います。S.O.T.検査の結果、体軸ネジレがあれば、そこを正し、仙腸関節の剥離があれば、その部分を正せは、全体として代謝がよくなり、自己治癒が早くなることが推測されます。

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【下肢】


 歩行を司りますね。身体が移動する上で重要です。体重の半分以上がかかる。

 しかも、足には、全身の衝撃が加わります。走れば、そして、急に止まれば、膝には大きなストレスがかかります。膝の靭帯は、そのストレスを受け止めます。

 力の伝達は、立位で、足を強く踏むと 踵⇒膝⇒大転子⇒股関節⇒仙腸関節⇒腰仙関節⇒脊柱⇒肩(⇒肩甲骨と腕)⇒頭部へと、伝わります。

  その際に顎、腕と肩のラインは、バランサーの役割をします、脊柱の湾曲は前後だけでなく、左右にも動きます(側湾運動)、いわゆるモンローウォークです。この背骨の動きについては、(『せぼねの不思議』下出真法先生著参照)、この動きは重要です。多裂筋とかが微妙な動きを支え、下肢とは大腰筋が大きく関与します。脊柱がたくさんの骨で成り立っている理由の一つでもあるのでしょう。

 脊柱の下部、腰椎と脚部をつないでいるのが、大腰筋です。大転子の裏側、小転子で大腿骨と付着し、腰椎と脚部をつないでいます。

 臀部側では、お尻の深部の筋肉、梨状筋が仙骨と同様に繋がっています。 脚部の諸関節や骨同士の接触部分は、深く、骨盤や腰椎の状態に関与する、また、関与されるのは、そのためです。

 膝が痛くても、そこだけを見ても改善しないのは、上半身のバランスも影響しているからです。原則、脚部の障害から、骨盤も、その他の部位も影響をうけるのはそのためです。


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【足の状態】


◆扁平足

 偏平足とは足底が平らな状態で、遺伝だといわれることが多いですが、生活習慣的な面からも足底が平らになってしまうことがあります。 扁平でない足は、フラットに平地に置くと、踵、拇指球、小指球の3点が当たる。特に、踵・拇指球間のアーチ、拇指球・小指球間のアーチがあります。これらのアーチが、全体重からくる衝撃を吸収する役割があるのですね。 ここも、扁平足は疲れやすいといわれるところでしょうか。 もっとも、衝撃の多くは膝で吸収しています。 足の関節、筋肉や靭帯に負担がかかり、痛みや違和感をおこします。

◆外反母趾

 外反母趾は遺伝的要素が強いといわれていますが、先が細くなっているヒールを履く女性の足に多くみられます。 ヒールの靴を履くことで指に余計な力がかかってしまい変形してしまうのです。扁平足によって足の重心がかわり、 親指に力がかかり変形してくることもあります。


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【特に腕から手、指先にまで】


 
腰痛の項や、脚部の項で、そのつながりを述べさせていただきました。

 動物の動きは、頭位を中心にした方がわかりやすいという方がいます。逃避行動、捕食行動など、自然界では、聴覚なども大切ですが、情報量の多いのは、視覚ですね。

  人間のように、五感が鈍感な種族とは違いますが、それでも、動物も頭の付近に、センサーを持っています。

 人は立つことで、手を自由に使うことが可能になりました。幼児期は別にして、手は、様々な、情報によって動きを行っています。 野良仕事でも、PC入力でも、 微妙な力から、大きな力までをコントロールしています。しかも、全身と調和しながら行っているのが通常です(サッカーなどのスポーツ)。

 ということは、頭からの信号を、神経系が伝え、血液・体液によって、エネルギーのコントロールを行っているわけです。

  肩から手へは、力は、肩甲骨⇒肩関節⇒上腕骨⇒肘⇒前腕骨⇒手根骨と伝達します。 直接的障害は、関節や、それを取り巻く靭帯、筋肉でおきます。いわゆる、使いすぎですね。先ほどの多様なコントロールをしている神経系の障害による場合もあります。

 特に、頚椎の問題は多いのが現状です。首を旋廻させたとき、一端が後頭骨・側頭骨・頚椎に付着し、他端が肩部・肩甲骨に付着する筋肉がありますが、その部分のコリでも、腕にに影響がでます。




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【指・手・肘・腕の痛みや痺れ】

指先から肩・肩甲骨までの関節の障害、頚椎の変位により血管系・神経系への圧迫、脊椎の神経圧迫による反射痛などによる場合、血管・すじ()の障害による場合、リウマチなど全身的疾患の部分症状である場合など、いくつかの症例がありますが、直接的な手技を含め、肩胛骨や全身を調整することで頚椎の状態が改善すると直る場合が多いです。

 

 ☆テニス肘(外側上顆炎)

  肘関節外側の筋肉の付着部である外側上顆に炎症を引き起こすものです。 痛みや腫張(腫れ)などを起こし、雑巾を絞るような動作で痛みが出ます。 ☆肘頭滑液包炎 肘が持続的に圧迫されるとか、骨同士がすれたり、何度もぶつかるようなことがあると炎症を起しおこし、肘の関節の動きを滑らかにしている滑液を保持している部位が炎症を引き起こし、腫れあがったり、関節に水が溜まってしまいます。

 

 ☆肘部管症候群

 小指サイドで、ひじ関節の後ろに走っている神経(尺骨神経)が、骨の変形や骨折、使いすぎなどにより圧迫され、肘から先の前腕部から第4,5指(薬指と小指)に痺れと麻痺(知覚障害)がでるものです。

 

 ☆手根管症候群

 手根骨と靭帯によって構成された空間(鞘上のもの:手根管と言います)が手首の内側にあります。特に、拇指球と末端あたりが、通常、窪んでいるとおもうのですが、その部分ですね。その部分に靭帯があります。その靭帯とか手根骨の不具合があると、手根管には、神経・血管・腱などが通っており、正中神経を圧迫することになり、手の平から指先にかけての『しびれ』や『握力の低下』がおきます。 是非、ご相談ください。

 

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